現代の都会人の生活は、自分のケアをする時間などほとんど取れないと言っても過言ではないだろう。早朝から起き出し、渋滞や大気汚染を避けて急いで出社し、オフィスで仕事をする。急ぐためコンビニで食事を買い、流行りのパールミルクティーを飲んでパワーチャージ、帰宅後は遅くまでドラマを見る。
ではこうしたお馴染みの行動が我々にすっかり定着した結果、健康が蝕まれていっているということをご存じだろうか?しかしすぐに悲観する必要はない。
我々を取り巻く世界は、目まぐるしく回っている。街じゅうにフィットネスがあって運動しているとはいえ、健康のためには他にも重要で運動と併せてやった方が良いことがある。そこで今日は、6つの簡単なトリックをご紹介しよう。
1. 朝起きる前に寝れば、老化を遅らせることができる
読み間違いではないのでご安心を。6~8時間の睡眠を取るということは良いことだ。しかし、夜中の12に就寝したとすると、その効果は100%得られないかもしれない。我々は、就眠すると、身体から成長ホルモンが分泌される。このホルモンこそ、夜中の12時前に、しかも熟睡した時にのみ働くのだ。
熟睡に達するまでには、少し時間を要する。例えば、午後9時に就寝したとすると、成長ホルモンが働くのは、午後11時頃だ。このホルモンが分泌されると、身体が効率よく回復される。しかし一方で、これよりも遅いタイミングで就寝すると、身体の十分な回復が得られないかもしれないのだ。
良質な睡眠を取るには、ちょうど良い適温で眠るべきだ。寝室にコミュニケーションツールを持ち込むべきではない。起きたときに爽やかに目覚められ、疲れやもっと寝たいという欲求に駆られることもない。そう、これだ。質の良い睡眠を取れば、カラスの足跡ともおさらばできる。
2. 少しの運動をして心臓を丈夫にしよう
運動は、何もダイエットしたい人や筋肉ラバーだけのためにあるのではない。本来運動とは、我々の心臓を強くし、血液の送り出しをスムーズにし、各種脂肪を減らしてくれる。このため、運動している人は、運動していない人よりも病気になりにくい。では、運動する時間が本当に摂れないとしたら、エレベーターではなく階段で上り下りしたりしても、心臓を強く鍛えることができる。もしくは、そう遠くなければ駅まで歩いてみるなどしても良いかもしれない。
運動している最中には、我々の脳はエンドルフィンを分泌し、幸福感を与えてくれる。このホルモンは、ストレス解消や鬱症状の緩和に役に立つ。
3. 人に会ってたくさん声を出して笑おう
社会の中で人と楽しんで接する。古い友人に会ったり、新しい友人を作ることも、我々の心を豊かにしてくれるひとつの方法だ。誰にも会わないとなると、鬱になるリスクが高まる。人に会ったり、友達との食事を1か月に数回するだけでも、リラックスすることが出来る。新しい友達に会うことも、新しい経験を行うことが出来ることも、人と面と向かって話を聞く方が、SNSのコメントをひとりで読んでいたり、家でドラマを見るより楽しいこともある。冗談を言い合ったり、良い話をシェアしたりしてみてはどうだろうか。笑うことでも、エンドルフィンホルモンを分泌することが出来るのだ。
4. 良いものを食べよう
食事は、身体にとっての良い薬だ。栄養のあるものをバランス良く食べると、我々の身体の働きは良くなる。
化学物質の無い食事を選んで取ることも、身体を丈夫にするもう一つの重要な方法だ。現代において、健康のための有機食材は多く販売されるようになり、依然よりも買い求めやすくなった。デリバリー用のセットやデパートやコンビニでも販売されている有機農業の野菜を買うなどして自炊することで、以後の食事にもとって置くようにするなど、ニュージェネレーションの間では好まれてきている。口に合う味付けで、便利で毎日買いに行かなくても済むからだ。
5. 水分をたくさん摂ろう
パールミルクティーはここではカウントされない。水分をたくさん摂ろう、とは、水を飲むことを指す。生命の営みに欠かせないのは水で、身体に入る水は、清潔な水であるべきだ。温度も冷たすぎてはいけない。我々の身体は、1日に2~3リットルの水を欲している。水を飲むことで血流が良くなり、便秘やニキビの予防になり、お肌は潤い、カサカサすることがなくなる。
6. 身体も心も休めよう
仕事をするということは、自分の中で常に闘っているということだ。様々なプレッシャーがある。重要なことは、ストレスから解き放たれ、身体や心をリラックスさせることだ。ストレスがあると、良く眠れなかったり、太ったり、やつれたり、仕事でも良いアイディアが出せなくなったりするからだ。より良い休息とは、SNSや現代のテクノロジーから距離を取るべきで、ただどこかに出かけて気分転換すればよいというものではない。長期で休みを取ることが出来ない人は、マッサージやスパなど、1時間でも2時間でも、自分に出来るリラックス方法を取り入れてみてはいかがだろうか。 。
ライター
クリスタ・プラシットサック
フリーモデル
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