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毎日魚を食べてアルツハイマー予防



読者の方の中のには、家族が年齢を重ねていくと、いろいろな記憶が薄れて行くのを目にした方も多いだろう。しかしそれが時間だけでなく、今朝何を食べたか?家族の名前を忘れてしまったとしたら?同じことを繰り返し質問し、それが酷くなって日常生活に支障をきたすことにもなる。高齢になると、3人に1人はアルツハイマーの症状が出てくる。特に女性は、男性よりも2倍の確立でアルツハイマーに罹患するという。また、心臓病を抱える人は、さらにこの病気のリスクが高まるのだ。アルツハイマーは、他人事ではない。自分で脳のケアをすることを怠れば、自分にも発生する可能性だってあるのだ。。



アルツハイマーの段階


アルツハイマーは、身体の衰えを指すが、人それぞれ症状が異なり、特徴が分かれている。症状は良くなったり悪くなったりするのを繰り返し、3つの段階に分けられる。初期の場合、医学的には、MCI、軽度認知障害と呼び、病気とは呼ばない。物忘れが目立つという症状で、短い期間の記憶に問題が出始め、昨日や一昨日に起きたことが思い出せない、場所について混乱する、計画を立てることがうまくできなくなってくる、うつ症状が出る、覇気が無くなってくるといった症状が見られ、この段階では、脳をトレーニングすることで治療することが出来る。第2期では、集中力が短くなり、怒りや苛立ち、泣くと言った症状が見受けられ、コミュニケーションに問題が出たり、文章をスムーズに読めなくなり、物の名前を間違ったりする。他の段階よりもこの段階に長く留まる人もおり、5年からそれ以上長くこの段階にあるという。第3段階は、酷くなる。この病気の末期とも言われ、自分の日常の行動をすることができなくなる。それまでは入浴することができていたのに、この段階になると、水遊びをしたり、自分で何をしているのか分からなくなったりする。患者は、何も話さなくなったり、ずっとしゃべり続けたり、同じことを繰り返し話したり、排せつを我慢できなくなったりする。


92パーセントはっきり覚えている


最近、祖母の妹で92歳の大叔母を訪ねた。大叔母との再会は約1年ぶりで、座ってしばらくおしゃべりしていると、大叔母が、前回訪問した時に話したことについて尋ねてきた。あの件はもう済んだのか、と。私はその話についてもうすっかり忘れてしまっていたので、非常にびっくりした。その後1時間ほど話していると、大叔母は、忘れていたことなどなく、全ての話について思い出すことができていた。料理の作り方などもはっきりと覚えている。私は、大叔母にその秘訣は何なのか、どうしたらこれほど記憶力が良いのか、と聞いてみた。すると大叔母からの答えは、「魚をよく食べる」とのことだった。


良質な脂質は脳の栄養になる


年齢を重ねて行く中で、食事が我々の脳を丈夫にし、脳の劣化を防ぐ一つの鍵となっている。我々の脳の中は、65%が脂質で出来ており、この脂質は全て、身体の中でつくり出すことが出来ないものだ。魚に含まれるオメガ3やDNAを摂取しなければならない。他にも、良質な脂質は、アボカドや豆類か摂取することができる。


脳のトレーニング


食事のほかにも、リスクを減らす重要な要素がある。環境や運動、その他、利き手でない方の手で歯磨きをする、連想ゲーム、チェス、クロスワードパズル、数独やジグソーパズル等、脳を鍛える活動だ。



今現在、読者の方で、ご家族の中にアルツハイマーの傾向があるという方は、まず、愛情や思いやりを以て接してほしいと思う。この病気は予防することが出来るもので、今日から始めても遅くはない。食事の中で、魚、農薬の使われていない有機野菜を食べることで、脳を活性化させる。ほかにも、脳をトレーニングする活動を家族と共に行うことで、家族の絆もより一層強まり、幸福感も得られると思う。




 

ライター

クリスター・アサッド

フリーモデル



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