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日本ではもぎたての果物をそのまま食べられるのか?



「果物」は、日本の名だたる農産物の一つであると言える。それぞれの季節、地方ごとに、異なる果物が楽しめる。果物が好物という方には、日本の果物は、新鮮で美味しい、他のどこのものにも負けないものであると言って良いだろう。



日本を訪れた果物好きな観光客が楽しみにしているアクティビティと言えば、果物狩りだ。農園で、自分で収穫して、そのまますぐ新鮮な果物をいただく。それぞれの農園で定められた規定内であれば、いくら食べても構わない。果物狩りのメリットとは、木や苗から直接果物を収穫し、新鮮な果物を味わうことが出来るところだ。また、その果物は、農薬が使われていない、誰も何の味も加えていないものであり、さらに観光の楽しいアクティビティにもなるのである。とは言え、食べる前には念のため水で洗うことをお忘れなく。


日本語の果物狩りという言葉は、対象となる果物の後に「~狩り」という言葉を続ける。「狩り」には、動物を狩るという意味があるが、果物の収穫にもこのような言葉が使われる。例えば、いちごなら、「いちご狩り」という具合だ。つまり、いちごを狩る、という意味である。


日本で好まれる果物狩りは、いちご、さくらんぼ、桃、葡萄、みかん、梨、りんご等がある。収穫を始める前に、係の人がやり方を教えてくれる。正しいやり方で収穫し、次の成長の妨げにならないようにするためだ。本当に気持ちを込めて栽培しているのが伝わってくる。果物好きの方、是非日本にお出かけください。そしてぜひ、果物狩りを体験してみてください。



前のコラムで取り上げたリンゴ園のほかに、今行こうとしているいちご園についてお話ししてみたい。


ドラゴンファームは、千葉県にあるいちご農園だ。千葉県も日本の果物栽培では重要な生産地となっている。ここでは、制限時間30分・2000円で、14種類ものいちごを味わうことができる。


大阪の南に位置するいちごの栽培がさかんな和歌山県紀の川市のいちご農園では、大きくて甘いジューシーないちごが1時間1500円で味わえる。グラスに収穫し、そのまま洗って食べられる。


福岡の秋山園芸は、福岡県の固有種、博多あまおうを栽培しており、1時間1500円でいちご狩りをして食べさせてくれる。


阿蘇健康農園は、九州一大きいいちご農園で、時間制限なし・1600円でいちご狩りすることができる。


千葉の小川梨・葡萄園は、梨か葡萄いずれかを選んで、1時間900円で食べることが出来る。ここの梨は、パリッとしていて香りも良く、甘くみずみずしい。


新鮮な果物を収穫してすぐに洗って食べるということは、栽培過程で農薬を使っていないからこそ叶うことだ。農薬が残っているものは、収穫後に一定時間を置いて、農薬の濃度を薄めなければならず、これでは、新鮮さ、美味しさも減少してしまう。最近では、タイでも有機農業に着手する農家が出始めた。日本同様、観光客に果物狩りを楽しんでもらうところも出ており、タイにおいてもより有機農業が増えていくことを期待している。そうすれば、タイ人も、遠く日本まで来なくても、有機農業産品を入手しやすくなるからだ。



 

ライター

ウボンティップ・セートサッコー

TKLS埼玉の元気な女の子・ウェブサイト 「日本のことなら何でもお話します」オーナー



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