ここ数年の間に「クリーンフード」という言葉をしばしば耳にするようになった。鶏むね肉載せご飯のクリーンフード、ポーク炒飯のクリーンフード等様々あり、カロリー表示もされている。クリーンフードを食べるということは、製造工程を最も少なくした食事を食べることであると言える。クリーンフードについて、多くの人は、脂質をカットしただけのものだと思うかもしれないが、実際は、それだけではない。クリーンフードは、加工過程が最も少なく、新鮮で清潔、調味料も最小限のものしか使われていない。さらに、栄養学的に見ても老若男女問わず全ての人が食べられるものとなっている。
クリーンにしたけど、なぜ痩せない?
人間の体重の増減において、主な要因は、Cal-In Cal-Outである。クリーンフードを食べたとしても、一日の燃焼量より多く摂取すれば、身体の各部分に脂肪となって蓄積される。栄養学的に我々が見過ごしてしまっているほんの些細な事かもしれない。
したがって、クリーンフードを食べるということは、体重を減量する上での全ての答えであるとは言えない。しかしながら、クリーンフードを食べることで、我々の健康はより良くなる。加工食品の摂取を減らし、有機農業の野菜を食べ、調味料を減らし、悪玉コレステロールを避けることをすれば、しかし、忙しい毎日、全ての食事でクリーンフードを作って食べるということは現実的ではないかもしれない。その場合、加工食品を避け、自然の行程で栽培された化学物質に汚染されていない有機農業の食事を食べる努力をすれば、健康状態はより良いものになる。
食事に拠る栄養摂取も重要
通常、食事をするときには、カロリーと呼ばれる、食事に含まれるエネルギー量のみに注目してしまいがちだ。そして、一日に消費するエネルギーよりも少ない量の食事を摂ることが多い。しかしながら、実際は、我々の身体は複雑で、各部分において異なる栄養素が求められている。例えば、ビタミンは、髪の毛や爪を丈夫にし、善玉コレステロールは、脳が思考するのに求められる。プロテインも、身体の筋肉にとって重要な栄養素だ。他にも、身体が欲する栄養素は様々あり、それらを含むクリーンフードは、我々の身体をより健康的にしてくれる。これによって、サプリメント等で栄養を補う必要もなくなってくることもある。
まずはクリーンフードを食べることから始めよう。
さあ、ここまでで、クリーンフードが減量したいという人だけのためのものではなく、加工過程を減少し、化学物質を減少し、有機農業によって生産された野菜や肉類を増やす、全ての人の健康のための食事であるということが分かった。簡単に言えば、少ない加工過程を経た自然の食べ物であるのだ。では、クリーンフードはどうやって始めたら良いのか?とても簡単なことだ。それは、健康のために、食事を作るのに買い物をする際は、加工されていない、薬を注射されていない、保存料を使用していないため長期間保存できない肉を選び、有機農法の野菜を選び、食事に糖質が使われているものを避け、野菜の甘味を代わりに利用する、とうことだ。
忙しい生活で食事を作る時間が無い場合、どうやってクリーンフードを食べるのか?
都会で生活している人にとって、無農薬の素材を使って自炊するという時間が無いことは珍しいことではないだろう。クリーンフードを食べるということなど、さらに遠くに追いやられてしまう。料理を注文して食べるのが一番手っ取り早いかもしれない。でも、そこに目を付けよう。「フードデリバリー」は、バンコクのような都会であればあるほど、クリーンフードのデリバリーは多くの店で行われ、駅の構内で買うことすら可能なのだ。
クリーンフードを食べるということは、それほど難しいことではないと分かっていただけただろうか。健康とは、身の回りの身近なところから始めることができる。現代では、クリーンフードを自炊せずとも食べることが出来る。健康維持のため、食事から始めよう。
ライター
クリスタ・プラシットサック
フリーモデル
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